安倍川流域の足久保、興津川流域の両河内、大井川流域の川根など、静岡県各地にはお茶の栽培に適した個性豊かな風土があります。山間部、平野部、清流、日照時間、土壌の性質、水はけの良さといった条件が、地域によって大きく異なります。
和田長治商店が昔からたいせつにしている山のお茶。寒暖の差も影響し、霧などが日光を柔らかく遮るため光に弱く失われやすい旨味成分を、たっぷり残した茶葉が育ちます。
険しい場所で栽培されているので、なかなか機械に頼ることが出来ず、生産量も限られてきている近年。だからこそ、生産者さまの意欲と技術で作られた山のお茶に、その土地でしか、静岡の山でしか作れないお茶にこだわります
お茶は、産地によって味も香りも、適した加工も異なります。豊富な知識と、お茶に合わせた製茶技術を持ちあわせたお茶屋さんから、あなたに合ったお茶を購入されることをお勧めします。
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静岡茶発祥の地。足久保地域は日照時間が短く、朝夕の温度差があり、お茶栽培に最適な夏涼しく冬暖かい山間気候となっている。
清水の山側・静かな山里の両河内は、知る人ぞ知る上質な茶の産地。急峻な山々の間を通る風と、川霧に遮られた優しい日差しが、両河内茶の爽やかな香味を生み出す。
大井川上流域の山間地斜面に広がる地域で、地域の90%以上が森林に囲まれる山あいの町。や山間地特有の気候に育まれた良質なお茶が栽培される。川霧、そして山に挟まれた谷合の地形によって、蒸発する水分が深い霧となってとどまり、茶葉に適度な水分を与えている。山のお茶らしく旨みと甘みが強い。
日本最大の茶産地、牧之原。
古くから玉露の産地として名高い岡部町。程よく寒冷清涼で、山の傾斜が高品質の玉露を成育するのに適している。
穏やかで温かな、やまなみ。